
背中で一番脂肪が付きやすい場所は、肩甲骨の下あたりです。
脂肪が肩甲骨の下あたりにあると、下着や水着を着た時に、その締め付けによって脂肪がはみ出し、段差ができてしまいます。しかも、薄手のシャツやフィット感のある服を着ると、段差は外からも見えてしまうのです。
また、肩甲骨周辺に脂肪があると、背筋を伸ばしていても、盛り上がりのせいで猫背に見えてしまうこともあります。
背中の脂肪吸引をして、美しい背中を手に入れましょう。
背中の脂肪を効率的に落とすには脂肪吸引がオススメ
背中は加齢や猫背によって気づかないうちに脂肪がついてしまいがちな、脂肪がつきやすく落としにくい部位だと言われています。また、金肉の線維質が多くて一度脂肪がついてしまうと、運動やダイエットでは落としにくいのです。時間をかけず効率的に脂肪を落とすには脂肪吸引がおすすめですよ。
背中の脂肪吸引に向いているのは、ブラジャーを身に着けた時にぜい肉が下着からはみ出てしまう方や、背中に大きな脂肪があるせいで背中に不自然な盛り上がりができてしまう方などです。脂肪吸引は手術する箇所を切開するため、皮膚に5~7ミリくらい傷跡が残ります。術後から3日は患部に強い痛みが出ることもあるでしょう。
やせたい部分を切ってカニューレと呼ばれる金属を入れて行う「切る脂肪吸引」とは別に、「切らない脂肪吸引」と呼ばれるものがあります。切らない脂肪吸引は皮膚の切開をしないため体に傷跡が残りません。一般的な脂肪吸引は傷口の抜糸やアフターケアを行うので、術後に何度かクリニックに通う必要がありますが、切らない脂肪吸引は1度の通院で施術が完了するため、切る脂肪吸引より受けやすいのでおすすめです。
背中の脂肪吸引でおすすめの切らない施術は?
切らない脂肪吸引で背中痩せを目指す人には、ライポソニックスがイチ押し。広範囲の脂肪を効率よく破壊していくため、背中の脂肪吸引には非常に適した方法です。
背中の脂肪は自分では見えにくいもの。リバウンドのないライポソニックで、しっかり脂肪を落としてもらいましょう!
ライポソニックス
ライポソニックスとは、皮膚から1.3cmほどの場所にある脂肪細胞を、超音波を使ったHIFUという技術で破壊する脂肪吸引装置。皮膚を切開したり、皮膚に穴をあけたりすることはないので、術後の見た目が気になるという方にはおすすめのマシンです。
ライポソニックスを背中に照射すると、HIFUの熱エネルギーによって脂肪細胞が破壊されます。破壊された脂肪細胞は体内でゆっくりと自己処理され、やがて8~12週間後には理想の体型に仕上がるという流れ。破壊された脂肪細胞が再生することはないので、リバウンドもほとんどありません。
ただし、ライポソニックスは厚さが2.5cm以上の脂肪にしか対応できません。背中にある程度の脂肪がついている人が対象となります。
背中の脂肪吸引でおすすめの切る施術は?
背中痩せを切る脂肪吸引で行なうならば、韓国発の脂肪吸引装置・ウルトラゼットがおすすめ。一度の施術で広い範囲の脂肪細胞を破壊することができるので、まさに背中の脂肪吸引には合っている方法と言えるでしょう。
ウルトラゼット
ウルトラゼットとは、いわゆるキャビテーションの理論によって脂肪細胞を破壊する脂肪吸引のこと。エステなどで行なっているキャビテーションの場合は、破壊された脂肪細胞をマッサージによってリンパから流し出しますが、ウルトラゼットの場合は、破壊された脂肪細胞をカニューレで直接吸引します。
一度の施術で広範囲の脂肪を除去することができるため、背中や腰回り、太ももなどの脂肪を落としたい方におすすめの方法です。
なお、周辺組織へのダメージが少ない点もウルトラゼットの大きな特徴。術中、術後の出血はほとんど見られません。
背中の脂肪吸引の費用相場について
ライポソニックス(切らない脂肪吸引)の費用相場
ライポソニックスは1エリアごとに費用を設定しているクリニックが多く、1エリアあたり30,000円前後が相場のようです。しかし、背中においては背中全体をセット価格として費用を設定しているクリニックもあり、その場合200,000円前後と設定されています。背中は範囲が広いので、1エリアごとに加算されていくよりも、セット価格のほうがお得です。
ウルトラゼット(切る脂肪吸引)の費用相場
ウルトラゼットの施術においては、各部位に応じて費用を設定しているクリニックが多く、背中の場合は平均すると350,000円前後に設定されています。そのほかに、クリニックによっては初診料がかかるところもあるようですので、カウンセリングの予約をする際に、費用について確認しておいたほうがよいでしょう。
背中の脂肪吸引後の経過とダウンタイムについて
ライポソニックス(切らない脂肪吸引)のダウンタイム
ライポソニックスには身体にメスを入れて行う施術ではなく、外側からマシンを照射することで脂肪細胞にアプローチする施術になります。このため、身体に傷をつけることがないことから、ダウンタイムもほとんどありません。人によっては内出血を起こすことがありますが、こちらについても数日から2週間ほどで治まるとされています。
また、切る脂肪吸引などでは手術後の術後健診を要しますが、ライポソニックスではこうした再来院の必要がないケースがほとんどです。
ウルトラゼット(切る脂肪吸引)のダウンタイム
背中にウルトラゼットの施術を行った際のダウンタイムは、これまで一般的に行われていた脂肪吸引と比較すると、入院の必要がなくその日に歩いて帰宅できることなどから、かなり短くなると考えられます。
ただし、脂肪吸引をするために施術部位を切開し器具を挿入するため、縫合と抜糸が必要になり、少なくとも抜糸までに1週間の期間を要します。また、人によっては施術後の痛みが長引く人もいて、数ヶ月痛みが治まらなかったり、内出血が落ち着かないなど、生活に支障が出るほどではないけれど、長めのダウンタイムが必要となる人もいるようです。
切る脂肪吸引の中ではダウンタイムが短い施術になりますが、切らない脂肪吸引と同じようにはいかないという点は覚えておいたほうがよいでしょう。
背中の脂肪吸引で失敗しないためのポイント
凹凸が目立ちにくい施術しやすい箇所
背中脂肪は、太ももやふくらはぎなどと比較すると全体に薄くつくため、脂肪吸引において凹凸ができにくく、きれいに仕上がることの多い部位です。しかし、脂肪が薄い分手術の効果がわかりにくいことが多く、せっかくお金を払って手術を受けたのに、思ったような効果が得られなかったと感じる人が多いようです。
目に見える失敗が少ない分、目に見える効果が表れにくいのが背中の脂肪吸引だといえるかもしれません。しっかりと効果を実感したい方は、カウンセリング時にどの部分に脂肪が多く、どのくらいの脂肪を吸引するか、またそれによってどの程度の効果が得られるかという点を医師と細かく確認しておきましょう。
背中の脂肪吸引ではアフターケアが重要
背中の脂肪吸引は、施術後にしっかり伸ばすストレッチをこまめに行うことで、より高い効果を実感できます。手を上や前に伸ばすストレッチを一日数回行うよう意識しましょう。
また、手術後は一定期間専用の圧着下着を着用することで、より効果をしっかり出すことができます。また手術後のむくみを抑えることにもつながりますので、できれば常に着用しておくのがおすすめです。
ボレロタイプのものが主流ですが、詳細はカウンセリング時に確認してみてくださいね。
背中の脂肪吸引の口コミ
手術が終わって数日後、圧迫をとったら、まだ腫れはあるもののはみ肉がなくなったように感じました。
内出血は思ったよりひどくなかったです。
1ヶ月が経ち、試しにブラジャーをつけてみたら、本当に背中のはみ肉がなくなっていて大喜びです!
土日の朝一番で手術をしてもらったので、仕事も休まずにすみました。
痛み止めを飲んでいたので、仕事に支障がでるほどの痛みはなかったです。ただ、夜寝る時は、寝返りの時などに、痛みで目が覚めることはありました。
(30代女性)
エステ通いや背中を鍛える体操では背中の肉が落ちなくて、脂肪吸引をお願いしました。手術後は圧迫のため包帯をきっちり巻かれて苦しかったですが、痛みは処方薬をきちんと飲んでいたら、気になるほどではなかったです。
1ヵ月後にピッチリしたTシャツを着たら、ブラジャーからのはみ出しがなくてすごく嬉しかったです。
(30代女性)
年を感じさせる背中の贅肉の引き締め効果とたるみの改善をしたくて施術を受けました。手術は静脈麻酔と局部麻酔を使って行い、ほぼ一日がかりでした。
痛みや内出血はあまりなかったものの、ひきつったり、しびれる感じが結構ありました。1週間後には抜糸をしてもらい、2週間後からお風呂に入れるので、湯船でマッサージをしています。
(50代女性)
腰まわりや背中にたっぷりついた脂肪が長年気になっていたので、脂肪吸引を受けることに。
都合であまり期間がとれないことや、予算内で完了できるのかも確認したうえで施術をお願いしました。吸引方法はべイザー脂肪吸引です。
麻酔がよく効いていたのか、当日の痛みはなく、翌日になってから少し痛む程度でした。たしかに脂肪が減ったのを実感しています。
(30代女性)
年を重ねるとごとについてしまった贅肉…。ダイエットも上手くいかないので、思い切って脂肪吸引を決意しました。
手術の流れは、術前術後の注意点の説明、施術箇所の撮影、マーキング、麻酔、そして手術です。
麻酔が効いていたので、当日は痛くなかったです。翌日以降も、痛み止めを飲んで過ごしたので、痛みはそんなに辛くありませんでしたが、圧迫が少し苦痛でした。術後約10日間は言われていたとおり腫れがありましたが、その後は細くなりました。
体重の変化はありませんが、周りの人からも痩せたと言われるし、シルエットが変わってとても嬉しいです。
(30代女性)
以前行った太ももの脂肪吸引が良かったので、今回はお腹、腰、背中を吸引してもらうことにしました。
太もものときは、術後もほとんど変わりなく日常生活が送れたのですが、今回は、寝るときも、車を運転するときも、料理をするときも痛みがあります。
1週間程度の辛抱だと思うので、細くなることを期待して耐えたいと思います。
(女性)
背中の脂肪吸引のリスク
背中の脂肪吸引のリスクを事前に知っておきましょう。
脂肪吸引の仕上がりの美しさは、医師の技術、センス、判断力に大きく左右されます。
背中の脂肪吸引で気を付けておくリスクには、以下のようなものがあるようです。
- 吸引部の凸凹
脂肪吸引は中央部が吸引されやすく、隅に行き届かなくて真ん中が凹んだ仕上がりになってしまうことも、なかにはあります。凹凸を出さないためには、部位に適した手術法で、カニューレ操作に慣れている医師に担当してほしいですね。背中の脂肪は繊維質で硬いので、柔らかい二の腕やお腹などと違い、キレイな仕上がりにするには相応の経験が必要です。気になる点は、カウンセリングの際に聞いてみましょう。 - 脂肪が取れない
背中は脂肪層が薄く、治療法が適しているかは重要なポイントです。はっきりとした効果を期待する場合は、皮下脂肪9割程度除去するベイザーリポなどがおすすめです。でも、背中の肉は、脂肪ではなく皮膚のたるみによる場合もあるので、まずは脂肪吸引が適しているのかについても、カウンセリングの際に確認をしてみるといいかもしれません。
失敗しないためにも信頼のできるクリニックを選ぼう
切らない脂肪吸引が切開しない施術だからといって、安易にクリニックを決めてしまうのは失敗のもとです。まずは切らない脂肪吸引を行っているクリニックの情報を集めましょう。切らない脂肪吸引にはメソセラピー(脂肪溶解注射)・ライポソニックス(超音波)・ウルトラシェイプV3(超音波)など、様々な施術法があります。脂肪吸引をしたい部位にはどの施術が適しているのか、料金設定・体にかかる負担の程度についてもカウンセリングでしっかり説明してくれる、信頼できるクリニックを選ぶといいでしょう。